第3回 重奏発表会の舞台裏(2)


 開演20分前、客席にもちらほらと観客の姿が。そんなとき、舞台袖で、不審そうな顔をして、ギターをつまはじくN原さんの姿が・・・。

  N原「おい、ギター、調弦合ってないちゃうんか?」


  ゆーき「・・・・・・」


 調べてみると、ほとんどのギターの調弦がおかしい。調弦係の怠慢ぶりが、ここ
に明らかに・・・。「ハーモニクスでの調弦はやらん方がええ」(N原談)などとアドバイスをもらいつつ、Uさん(仮)も交えて、急きょ調弦やり直し。N原さん、Uさん、大変ご迷惑をおかけしました(反省)。なんとか調弦を終える。



 
↑ N原さん(何やってんの?)


ちょっとしたアクシデントはあったものの、開演。新入生にもそれほど、いや、全く緊張の色は見えない。みんな度胸あるなー(感心)。それにしても、部長のかみっぷりは相変わらずだ(期待通り)。

 
最初は僕もいる、N原グループ。僕はこの日のネタとして持参した、ピッコロTシャツ(大魔王じゃないよ)を、N原さんは、去年と同じ、くまのTシャツを着て、登場。



↑ピッコロTシャツを着て、ご満悦の筆者


イントロ。サードのソロ。サードは2人。明らかに2人の音が違っている。やばい。やってしまった。やはりあの短時間での調弦では、ムリがあったようだ。思わず苦笑。ゆーじくん、ごめん!

 N原グループの演奏はまずまずだったと思う(除調弦)。僕も、暗くて楽譜がよく
読めなかった割には(視力がわるいもので・・・)、ノーミス。リハの名誉挽回か。 他のグループもまずまずの出来。大いに盛り上がった新入生の自己紹介といい、今年の1年の底力を垣間見た気分。個人的には、Uさんの編曲がとてもうまい、と思った。

 次は、「はじめてのチュウ」。この曲は、1年のたいき君が、部室ノートに解読したコードを書き込んだのを見て、やろうと思った曲。何を隠そう、この曲は、今まで僕が編曲した中では最高の出来(自画自賛)。楽譜も見ず、原曲も聴かずにやったので、全く自由に曲をいじれた。ハーモニクス入れまくったりして、遊びまくり。

 さて、編曲は完璧だったが、演奏の方も完璧。てゆーか、1年生の3人うますぎ。これほど演奏してて楽しい重奏は無かった。たいき君の勉三さんTシャツも良かった(みんな気づいたのかな?)。

 休憩のあと、二重奏が2組。一体、いつの間にそんなに練習したの?しゅーへー君、あのハーモニクスはオイシすぎ。

 続いて独奏。トップバッターは僕。出ていって、礼をして、足台を組み立てても、全然緊張感が襲ってこない。どうやら、独奏も3回目ともなると、だんだんと慣れてくるもののようだ。全く緊張することなく、普段どおりにできてしまった。多少のミスはあったが、これは緊張のためではなく、実力不足のため。それでも、かなりいい出来で、「これはアンケートが楽しみだ」と、僕はひそかに期待していた。が、後でアンケートを見ると、書かれているのは「ピッコロがかわいかった・・・」「服装がおもしろい・・・」「大魔王が・・・」。肝心の曲についての意見があまりなかった(泣)。ネタを仕込むのもほどほどにしよう、と決意を固めるのであった・・・。

 他の2人は若干緊張していたようだ。それでも、Uさんの演奏はさすがだ。ふるふるさんの演奏も、さすが部長、という出来。特にアンコールの1曲目(カナリオス)はよかった。部長の18番ですね!

 最後に、サンバーストが弾けない部長の代わりに(?)、全体合奏。黒猫。なぜか観客の一人が、演奏者よりも緊張していた。この曲はいろんな意味で、いろいろと参考になった。それにしても、こんなに難しい曲を平然とやってのけてしまう今年の1年って・・・。これからが非常に楽しみでもある。

 コンサート、無事終了。去年に比べると、演奏した曲が多かったせいか、個人的には、結構感動した。みんなはどうだったでしょーか?まあ、ウィンターコンサートでは、今回以上の感動が得られるよう、てゆーか、得られるはずだから、みんながんばってこーね。1年生のみなさん、フレメンがんばろーね。みんなお疲れ様!もちろん、コンサートを見に来てくれた方にも感謝!

 個人的反省。今回は、今までのコンサートの中では、一番の演奏ができたと思う。特に独奏では、全く緊張せずに演奏でき、かなり自信がついた。あと、やはり重奏、合奏もいいものであることを再認識。これからも、好きな曲はどんどんやりたいと思った。そして、1年のみんなにも、自分達で重奏をどんどんやって欲しいと思った。てゆーか、今年の1年生を見てると、何だか羨ましくなる。ホント、楽しそうでいいなぁ・・・。嫉妬すら覚える。これからも楽しくいきましょう。でも、やる時はしっかりやろうネ。

 コンサート後、当然打ち上げ。大学に戻り、6時前から、日付が変わるころまで、騒ぎは続いた・・・。その様子は、とても、このような公開された場で書けるようなものではなかった・・・。 

          

 

乾杯直前の光景





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